ゲームをする際に重要なアイテムが、ゲームの映像を美しく表示してくれるゲーミングモニター。
「大画面でゲームをするのに憧れる」という人もいるかもしれませんが、実はゲーミングモニターは大きければいいというものではありません。
本記事は、以下の疑問について解説していきます。
・ゲーミングモニターのサイズの種類は?
・モニターサイズの確認方法は?
・モニターサイズの選び方のポイントは?
ぜひ参考にしてください!
ゲーミングモニターのサイズの種類は?
ゲーミングモニターには、主に21インチ、24インチ、27インチ、30インチ、32インチ、34インチの6種類があります。
日本人にとってはあまりなじみのない単位ですが、ゲーミングモニターの画面サイズを表す時には、一般的に「インチ(1インチ=2.54cm)」という単位が用いられます。
ちなみに、モニターサイズのインチ数は、「画面の対角線の長さ」を測ったもの。
縦横の長さの比率はディスプレイの種類によって異なるため、対角線の長さが指標として使われているのです。
大まかには、21〜24インチがオフィス向けのデスクトップpcでよく用いられる一般的なモニターのサイズ、27インチ以上が大型モニターのサイズと分類することができます。
モニターサイズの確認方法は?
ゲーミングモニターの主なサイズの種類が分かったところで、これらのサイズはどうやって確認すればよいのでしょうか?
モニターサイズを確認する方法としては、主に以下の2つがあります。
型番号を確認する
ゲーミングモニターの型番号には、商品のインチ数が含まれていることがほとんどです。
メーカーによって記載方法は様々なので、主なメーカーの商品の例を以下に挙げておきます。
(太字部分がインチ数です)
【例1】lenovo
・『ThinkVision T23i-10』→23インチ
・『Lenovo L27i-28』→27インチ
【例2】IODATA
・『GigaCrysta EX-LDGCQ27』→27インチ
・『EX-LD2381DB』 →23.8インチ
【例3】Dell
・『E19』→18.5インチ
・『P24』→23.8インチ
購入前に型番号をしっかり確認することで、ほしかったサイズを間違えることなく購入することができそうですね!
モニターの長さを測る
もう一つは、モニターの縦・横・対角線のいずれかの長さを測るというシンプルな方法です。
6種類のモニターサイズの縦、横、対角線の長さを一覧表にまとめましたので、参考にしてみてください。
インチ数 | 縦(cm) | 横(cm) | 対角線(cm) |
21インチ | 26.14 | 46.41 | 53.34 |
24インチ | 29.87 | 53.04 | 60.96 |
27インチ | 33.60 | 59.66 | 68.58 |
30インチ | 37.34 | 66.29 | 76.20 |
32インチ | 39.83 | 70.71 | 81.28 |
34インチ | 42.32 | 75.13 | 86.36 |
しかし、「数字だけ見てもなかなか大きさのイメージが湧かない…」という方もいることでしょう。
心配な場合は、直接店舗に足を運んでそれぞれのサイズのゲーミングモニターを見比べてみることをおすすめします!
モニターサイズの選び方のポイントは?
それでは、ゲーミングモニターでおすすめのサイズは、上記6種類のうちどれなのでしょうか。
結論から言うと、一般的なゲーマーの方におすすめするモニターサイズは、20〜27インチです。
大きすぎるモニターには、プレイ中に目が疲れやすい、スペースを取る、値段が高額になるなどのデメリットがあるからです。
しかし、大画面でプレイすることによってゲームへの没入感が高まったり、視野が広くなることで有利にプレイできるようになったりと、30〜34インチのゲーミングモニターを選択するメリットもあります。
ゲーミングモニターのサイズを選ぶ際には、以下の選び方のポイントをチェックするようにしてみてください。
解像度で選ぶ
ゲーミングモニターを選ぶ際に注目するべき要素の一つに、「解像度」が挙げられます。
解像度とは、「画面に表示できるドットの数」のこと。
解像度が高くなれば映像は高画質になりますが、同じ解像度でサイズの違うモニター2つで比較すると、大きなモニターの方が画質が荒くなるということでもあります。
解像度には主に「フルHD」「WQHD」「4K」「8K」の4種類がありますが、最も解像度の低いフルHDであっても、24インチくらいまでのサイズのゲーミングモニターであれば、十分綺麗な映像が楽しめます。
その一方で、大きいサイズのゲーミングモニターにフルHDの映像を流すと、画像の荒さが気になる場合があります。
大画面のモニターがほしい方は、より解像度の高いモニターを選ぶようにしましょう。
設置する部屋の広さで選ぶ
ゲーミングモニターの視聴距離は、ディスプレイの縦の長さの3倍が最適と言われています。
例えば21インチのモニターであれば、縦の長さが26.14cmのため、モニターとの間に約75cmの距離を確保する必要があります。
つまり、ゲーミングモニターが大画面になればなるほど、部屋の中に広いスペースが必要になるということ。
せまい部屋に無理をして大きなサイズのモニターを置いてしまうと、「部屋の中で圧迫感がある」「画面が近すぎて見にくい」などの問題が生じてしまう可能性があります。
ゲーミングモニターを設置する部屋の広さを考慮して、適切なサイズのモニターを選ぶようにしましょう。
スペックと予算で選ぶ
ゲーミングモニターを選ぶ上で重要なのは、画面のサイズだけではありません。リフレッシュレートや応答速度など、プレイのしやすさに直結する要素は他にもたくさんあります。
これらの要素に優れたハイスペックなゲーミングモニターで、さらに大画面なものとなると、値段がかなり高額になってしまうことは避けられません。
最優先に考えたい機能は何なのかを考えた上で、予算に合った画面サイズを選ぶのがおすすめです!
まとめ
この記事では、ゲーミングモニターのおすすめのサイズについて、選び方のポイントと合わせて解説してきました。
ゲーミングモニターのサイズを選ぶ上で考慮するべき重要なポイントは、以下の通りです。
・大画面になればなるほど、高画質なモニターが必要
・大画面になればなるほど、設置場所にスペースが必要
・ハイスペックかつ大画面のモニターはかなり高額
これらのポイントから、20〜27インチの小〜中サイズのゲーミングモニターがコストパフォーマンス的にもおすすめであると言えます。
もちろん大画面のゲーミングモニターにもメリットはありますので、条件や予算が合う方はぜひ、30インチ以上の大画面のゲーミングモニターも検討してみてください。
ぜひこの記事を参考にして、ご自身にぴったりのサイズのゲーミングモニターを見つけてくださいね!