「ふだんはPingが低いのに、ときどき急に跳ね上がる」
「Pingの数字が、上がったり下がったりして安定しない…」
そんな悩みを持っていませんか?
Ping値がゆれて安定しない状態は、「ジッター」と呼ばれます。
ジッターが大きいと、Ping値の平均は低くても、ゲームが急にカクついたり、撃ち合いでおくれたりします。
この記事では、Pingが急に跳ね上がる原因と、ジッターを小さくする方法を、はじめての人でもわかるように紹介します。
- ジッターとは?Ping値とのちがい
- Pingが急に跳ね上がる6つの原因
- ジッターを小さくする方法
- ジッターの測り方
先に結論です。
- ジッターは、Ping値のゆれの大きさのこと。小さいほど安定している
- Pingが跳ね上がる原因で多いのは、Wi-Fi、ほかの機器の通信、回線の混雑
- まずは有線接続と、ほかの機器の通信を止めることからためそう
- 夜だけ跳ね上がるなら、IPv6(IPoE)の接続や、回線の見直しを考えよう
ジッターとは?
ジッターは、Ping値がどれくらいゆれているかをあらわす数字です。
たとえば、Ping値が「10ms、11ms、10ms」と続くなら、ゆれが小さいのでジッターは小さくなります。
「10ms、60ms、15ms」のように大きくゆれるなら、ジッターは大きくなります。
| くらべるところ | Ping値 | ジッター |
|---|---|---|
| 意味 | データが行って帰ってくる時間 | Ping値のゆれの大きさ |
| 単位 | ms(ミリ秒) | ms(ミリ秒) |
| 小さいと | 反応が速い | 安定している |
ゲームでは、Ping値が低いことと同じくらい、ゆれが小さいことが大切です。
Ping値がいつも30msで安定しているほうが、10msと80msをいったりきたりするより、ずっと遊びやすくなります。
Pingが急に跳ね上がる6つの原因

| 原因 | よくあるサイン |
|---|---|
| ① Wi-Fiの電波のゆらぎ | 電子レンジを使うと跳ね上がる |
| ② ほかの機器の通信 | 家族が動画を見ると跳ね上がる |
| ③ パソコンの裏で動くアプリ | アップデートやクラウドの同期中に跳ね上がる |
| ④ 回線の混雑 | 夜だけ跳ね上がる |
| ⑤ ルーターの不調 | 再起動すると一時的に直る |
| ⑥ ゲームのサーバー側の問題 | 特定のゲームだけ跳ね上がる |
とくに多いのは「アップロード」の通信
意外と多いのが、写真や動画のクラウドへの自動保存など、データを送る(アップロードする)通信です。
回線のアップロードがいっぱいになると、ゲームのデータが待たされて、Pingが急に跳ね上がります。
スマホの写真の自動バックアップや、配信ソフトの設定を見直してみましょう。
ジッターを小さくする方法
① LANケーブルで有線接続にする
Wi-Fiの電波は、まわりの電波や障害物の影響でゆらぎます。
LANケーブルで有線接続にするのが、ジッターを小さくする一番の方法です。
② ゲーム中はほかの機器の通信を止める
家族の動画視聴、ほかの機器のダウンロード、スマホの写真の自動バックアップなどを、ゲーム中は止めてもらいましょう。
③ パソコンの裏で動くアプリを止める
Windowsのアップデート、ゲームのダウンロード、クラウドの同期などを、ゲーム前に済ませておきましょう。
④ ルーターの「QoS」機能を使う
ルーターによっては、「QoS(キューオーエス)」という、ゲームの通信を優先する機能があります。
ルーターの設定画面で、ゲーム機やパソコンを優先するように設定してみましょう。
ルーターを買い替えるなら、Wi-Fi 6に対応したモデルを選ぶと、通信が安定しやすくなります。
ルーターから遠い部屋で遊ぶなら、メッシュWi-Fiで家じゅうに電波を届けるのも方法です。
⑤ ルーターを再起動・新しくする
長くつけっぱなしのルーターは、再起動するだけで安定することがあります。
5年以上使っているなら、新しいルーターへの買い替えも考えましょう。
⑥ IPv6(IPoE)で接続する
夜だけPingが跳ね上がるなら、回線のつなぎ方が古い方式のままかもしれません。
IPv6(IPoE)という新しいつなぎ方にすると、夜の混雑をさけやすくなります。
契約しているプロバイダの会員ページで、対応しているか確認してみましょう。
⑦ 回線を見直す
ここまでためしても直らないなら、回線そのものが混んでいる可能性が高いです。
ためしても直らないなら、回線そのものを見直すのが近道です。
ゲームをする人にいちばんおすすめなのはNURO光。独自の回線で夜も混みにくく、ラグやPingの悩みが出にくい光回線です。まずは住所がエリア内か確認してみてください。
NURO光のエリア外なら、全国で使えるドコモ光がおすすめです(ドコモのスマホならセット割でさらにお得)。
くわしくは「NURO光の評判」「ドコモ光の評判」で解説しています。
ほかの光回線とくらべたいときは、こちらの記事もどうぞ。
あわせて読みたい:ゲームにおすすめの光回線4選|ラグらない回線の選び方
ジッターの測り方
ジッターは、スピードテストのサイトで、Ping値とあわせて測れることが多いです。
ゲームによっては、画面にPing値のゆれをグラフで表示できるものもあります。
昼と夜の両方で測ってみると、原因を見つけやすくなります。
パケットロスもいっしょに測っておくと安心です。
あわせて読みたい:パケットロスの測定方法|無料サイトとパソコンでかんたんに調べる
よくある質問
Q. ジッターは何msなら大丈夫ですか?
小さいほど安定しています。
数msくらいなら、ほとんどのゲームで気にならないことが多いです。
数十msのゆれがあるときは、上の方法で改善してみましょう。
Q. 有線なのにPingが跳ね上がります
ほかの機器の通信や、裏で動くアプリ、回線の混雑が考えられます。
とくにアップロードの通信がないか、確認してみてください。
Q. 特定のゲームだけPingが跳ね上がります
そのゲームのサーバーに問題があることがあります。
公式のお知らせやSNSで、障害が起きていないか確認しましょう。
まとめ|Pingは「低さ」と「安定」の両方が大事
この記事のポイントです。
- ジッターは、Ping値のゆれの大きさ。小さいほど安定している
- 跳ね上がる原因で多いのは、Wi-Fi、ほかの機器の通信、アップロード、回線の混雑
- まずは有線接続と、ほかの機器の通信を止めることからためそう
- 夜だけ跳ね上がるなら、IPv6(IPoE)や回線の見直しを考えよう
Pingが安定するだけで、「急にカクつく」「なぜか撃ち負けた」がぐっと減ります。
かんたんな方法から順番に、ためしてみてください。
Ping値そのものを下げたいときは、こちらの記事もどうぞ。
あわせて読みたい:Pingが高い原因と下げる方法|ゲームのラグを減らす10のコツ